3の意見及び市の考え方の公表についてでございますが、実施要綱に基づき5月下旬から公表を予定しております。公表場所については、記載のとおりでございます。
4、
樹林墓地制度実施に向けた今後の予定についてでございますが、いただいた意見を踏まえ、
募集条件等を整理し、9月に
樹林墓地制度に係る
関係条例等の改正を予定しております。令和3年2月までに
樹林墓地1号地の造成工事を完成し、その後3月に
現地内覧会を実施する予定でございます。そして、令和3年度の4月から6月頃、募集を開始したいと考えております。
続きまして、裏面をご覧ください。2ページ以降は左側の欄に
パブリックコメントで市民からいただいた意見の概要、右の欄にそれに対する市の考え方を記載しておりますが、幾つか主な意見についてご説明いたします。
1)、申込みができる方についてに関するナンバー1のご意見では、合葬埋葬に新規で直接申込みできないかとのご意見でした。対する市の考え方は、合葬埋葬は個別埋葬の
使用許可日から20年経過後の合葬先として確保するため、合葬埋葬のみの申込みは想定しておりません。希望される多くの方に
樹林墓地を提供できるよう、循環する葬法として位置づけております。
次に、3ページの上段をご覧ください。2)、
樹林墓地の使用料についてに関するナンバー1のご意見であります。1名用を設定し、価格を下げて多くの市民に間口を広げてほしいといったご意見でした。対する市の考え方は、1名用も2名用の
個別埋葬施設とほぼ同形状となるため、整備費用には変わりありません。また、販売価格については整備にかかる費用や20年間の
維持管理費なども含めた価格を積み上げたものとして、使用者の方に費用負担をお願いしてございます。
次に、3ページの下段から3)、その他の意見となります。裏面の4ページをご覧ください。3)、その他の意見に関するナンバー2のご意見は、使用期間が20年と長期に設定されているが、これより短くてもよいのではないかといった意見でした。対する市の考え方は、使用期間の20年については、生前申込みが65歳以上を条件としているため、生前申込みをされ、個別埋葬されることなく20年の期間が満了するケースを想定し、設定いたしました。なお、その際には10年の延長を選択することもできます。
その他、
樹林墓地に係る使い方や今後の整備などについて様々なご意見をお寄せいただき、
樹林墓地に関心が高いことがうかがえました。
以上が
パブリックコメントでいただいた意見とそれに対する市の考え方の説明となります。
10 (8)第31回「みどりの愛護」
功労者国土交通大臣表彰受賞について
(
公園管理事務所長)
報告事項8、第31回みどりの
愛護功労者国土交通大臣表彰受賞について、
公園管理事務所よりご報告いたします。資料8をご覧ください。
まず、1の受賞団体でございますが、天台橋愛護会で、会長は井上廣志様でございます。
続きまして、2のみどりの愛護功労者国土交通大臣表彰の趣旨についてでございますが、緑豊かな自然に親しみ、その恩恵に感謝し、豊かな心を育むことを願うみどりの日制定の趣旨を踏まえ、花と緑の愛護に顕著な功績のあった民間団体に、その功績をたたえ、国民的運動としての緑化推進活動の模範として国土交通大臣より表彰されるものであります。今回は、全国で115団体が受賞し、群馬県内では本市の天台橋愛護会のほか、みどり市の神梅婦人会が受賞することとなりました。
なお、5月16日に福井県福井運動公園において開催予定でありました、感謝状授与等、式典及び記念植樹につきましては、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から中止となりましたが、国土交通省では規模を縮小した上で授与の機会を検討しているとのことでございます。
次に、3の天台橋愛護会についてでございますが、昭和43年の天台橋公園の開設に伴い、天川町自治会が中心となり、設立されました。主な活動として、公園内の除草や花壇の管理、落ち葉の清掃などで、地域を挙げた愛護活動に取り組んでいただいており、公園を維持管理していく上で大変重要な役割を担っていただくとともに、他の愛護会の模範となっております。
最後に、4の天台橋公園についてでございますが、天川大島の松並木の西側で、広瀬川に架かる天台橋のたもとに位置する約0.43ヘクタールの都市公園であります。公園内には、遊具エリアや広場、花壇が整備されており、地域の公園として幅広い世代から親しまれております。
裏面には、天台橋公園の位置図及び愛護会活動としまして、花壇管理状況の写真を記載させていただいておりますので、ご覧ください。
11 (9)水道事業における濁水事故に係る損害賠償の額を決定することについて
(
水道整備課長)
報告事項の9、水道事業における濁水事故に係る損害賠償の額を決定することについて、水道整備課よりご説明申し上げます。資料9をご覧ください。
初めに、1の事故
発生日時ですが、令和2年1月22日、水曜日、午後2時25分頃でございます。
次に、2の事故発生場所ですが、前橋市飯土井町1246番地、下記相手方工場内でございます。
3の相手方につきましては、神奈川県横浜市港北区日吉七丁目15番14号、トオカツフーズ株式会社、代表取締役社長、反田英樹でございます。
次に、4の事故の概要ですけれども、上記の日時におきまして水道局の職員が実施した配水管洗管作業により濁りが生じた水道水が相手方工場に流入し、相手方が製造している製品に損害が発生したものでございます。
資料の裏面、位置図をご覧ください。こちらが事故が発生した付近の位置図になります。図面の上が北、下側が南になります。図面の上方、東西に斜めに通っている道路が国道50号です。また、図面の下側、東西の大きい道路が国道17号、上武道路になります。図面の中央に南北に通っている道路が県道苗ケ島飯土井線で、県道の両脇が城南工業団地になります。
事故の経過を説明いたしますと、図面の下、中央の作業箇所と書いてあるところになりますが、上武道路と県道苗ケ島飯土井線の交差点部で上武道路下り線の歩道部に埋設済みの配水管が上武道路の拡幅工事に伴う擁壁工事の支障になるということで、道路管理者である国土交通省高崎河川国道事務所から移設等適切な措置を行うよう要請がございました。支障となる箇所につきましては、撤去工事で対応することとしましたが、上武道路南側の約10軒が工事期間中断水になってしまうことから、その断水を回避するために付近のバルブを操作する必要が生じました。バルブを開けたり閉めたりといった操作をする作業を行いますと、バルブに付着したさびによりまして水道水の濁りが発生してしまいます。そこで、このさびによる濁りを除去するために、排水するためのバルブを開きまして、管を洗浄する作業を行いました。万が一排水用のバルブを開き過ぎますと、水の速度が急激に上昇し、水道管の内部に付着したさびやミネラル分等が剥離して広範囲で濁りが発生してしまいますので、水の速度には十分に注意して作業を実施いたしました。しかし、我々が想定していた以上に管の内面にさびやミネラル分が付着していたため、城南工業団地付近で水道水の濁りが発生してしまいました。結果的に、この濁った水道水が図面の上、中央に位置しますトオカツフーズの前橋工場に流入してしまい、相手方が製造している冷凍食品に損害が発生してしまったものでございます。
資料の表面にお戻りください。次に、5の損害賠償の額についてですが、1,096万6,311円でございます。これは、相手方からの被害申告を基に、本市が加入しております損害保険会社の損害鑑定人が算出した損害額全額を賠償額として相手方に提示いたしまして、同意を得た額でございます。なお、本市は前橋市総合賠償補償保険に加入しておりますので、今後損害保険会社と保険金につきましても協議していく予定でございます。
最後になりますが、今回の事故につきましては、周辺の配管状況や作業の内容などから、広範囲で濁りは発生しないだろうという思い込みが原因でありまして、結果的にお客様に多大なご迷惑をおかけしてしまい、事前の準備や慎重さが足りなかったと反省しているところでございます。今回の事故を踏まえまして、今後同様の作業を実施する際には沿線のお客様の水道使用状況を事前に確認し、作業内容の周知や作業日の調整等を行うとともに、万が一想定外の濁りが発生しても影響が少ない夜間や工場の休日、そういったところで作業を実施するように改善し、再発防止を図っていきたいと考えております。
なお、本件につきましては、濁水事故に係る損害賠償の額を決定することについて、前橋市水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例第6条の規定に基づきまして、議会の議決が必要になりますので、第2回
定例市議会に議案として提出させていただく予定ですので、よろしくお願い申し上げます。
◎ 質 疑
(委員長)ただいまの報告についてご質疑ありましたらお願いしたいと思いますが、今回は第2回定例会に提出予定の案件も報告されています。つきましては、それらの案件については可否に関わるような発言とならないようご注意をお願いいたします。
それでは、質疑に入ります。
12 (1)前橋市
都市計画マスタープランの改訂について
【細野委員】
都市計画マスタープランの政策テーマ別構想の中でコンパクトな
まちづくりとあるのですけれども、魅力と求心力あるというのは、どういうふうに識別できるのですか。
(
都市計画課長)この意味合いということですか。
【細野委員】そうです。魅力と求心力のある中心商店街づくりだとか、いろんなことを言われますけれども、魅力と求心力あるというのは内容的にはどういうふうに違うのか。
(
都市計画課長)求心力と魅力との違いですか。
【細野委員】ええ。
(
都市計画課長)最後にあるのですが、
中心市街地の活性化につきましては、PPPではないですけれども、市民と行政と事業者が連携しながら進めていく。そういった中で、
アーバンデザインでも民間主体の
まちづくりを進めているところですので、魅力というのはいろんな多様性があると思うのですが、そういうところで大きくコンセンサスを取りながら、求心力を持ってまちの活性化、魅力づくりを進めていく。答えになっていないかもしれませんけれども、そういう意味合いです。
【細野委員】魅力があれば求心力なのです。だから、黙っていても人は来るのですけれども、その辺はやはり明確にしていただいたほうがいいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
13 (2)前橋市都市の低炭素化の促進に関する
法律関係手数料条例の改正について
【細野委員】資料2で建築物の低炭素化の促進とあるのですけれども、低炭素化とは具体的にどのようなことを指しているのか教えていただきたい。
(
建築指導課長)この法律そのものが都心部に建つ省エネ住宅を規定した法律でございます。前橋でいいますと、都心部、市街化区域を想定した中で、その中に建つ住宅の省エネ化に関するものでございます。
14 (4)前橋市
アーバンデザイン協議会の設立について
【近藤(好)委員】資料4、
アーバンデザイン協議会の設立についてですが、情報共有と連携強化を目的として協議会を設立するということですけれども、この中で、公共空間の活用については特に中期に行うというお話ですが、公共空間の活用とは具体的にはどういう中身なのでしょうか。
(
市街地整備課長)公共空間の活用につきましては、道路や公園、広場等でまだ活用されていない箇所につきまして、今後民間で占用の特例等を想定した活性化に寄与いたしますイベント的なことや、施設の整備、管理まで含めて想定しております。
【近藤(好)委員】そうすると、中心街の千代田の駐車場とかは想定していないのですか。
(
市街地整備課長)そういったものも含めて検討しております。
【近藤(好)委員】情報共有と連携強化というお話ですけれども、
アーバンデザインを進めるに当たって、この協議会のほかにどういう組織を想定されて進める予定なのですか。
(
市街地整備課長)民間の
まちづくりに携わる任意の団体等、これから発生します団体も含めて、この協議会はそういった民間団体と前橋市、その他の機関との連携、共通認識ということですので、広い意味ではほかの
まちづくりに関する団体全てを想定しているということになります。
【近藤(好)委員】それは先ほど説明があったのですけれども、
アーバンデザインをつくるに当たって、協議会のほかに何らかの組織をつくる予定があるのかどうかをお聞きしたのです。
(
市街地整備課長)現在のところ、ほかをつくる予定はございません。
【近藤(好)委員】
アーバンデザインは、今後の
まちづくりにとって非常に重要な案件ですので、十分な協議と同時に、議会にもその都度報告をいただきたいと思います。
15 (5)土地の買入れについて(前橋市新設道の
駅整備運営事業用地)
【近藤(好)委員】資料5、土地の買入れについてお尋ねします。先ほどの説明ですと、道の駅の取得について、これによって96.3%を取得するというお話がありました。残りはどのくらいの面積になるのでしょうか。
(
道路建設課長)残りの面積は2,447.70平方メートルです。
【近藤(好)委員】今後取得、契約するというお話がありましたが、見通しとしてはどのくらいの時期になるとお考えですか。
(
道路建設課長)我々としては早急にやりたいのですけれども、残りの面積の所有者は4人です。4人のうち2人は、次には買えるかという目星は立っています。残りの2人については、権利関係が少し難しい点がありますが、反対ではないものですから、どうやって買っていけるか模索していかなければなりません。相手方がおりますので、時期的にはなるべく早めに買いたいという意向でしかありません。
【近藤(好)委員】その上で今後のスケジュールをお伺いしたいのですけれども、特にこの土地を全部取得しなくても今後進めていけるということですが、土地の取得、施設整備も含めて、今後のスケジュールをお伺いしたいです。
(
道路建設課長)まず、事業を進めるには開発許可を取らなければなりません。建物を造るには建築確認の許可を取らなければならないです。また、冒頭で外郭道路を整備していかなければならないと思っていますが、この4人の方のうち少し難しい案件になっている2件の方は、たまたま外郭道路に面していませんので、まずは外郭道路を先行して今年度中に造っていきたい。あと1か月、2か月後くらいには発注しなければいけないと思っています。前橋市だけでなく国も道路と駐車場、トイレを造っていきますので、それも我々と同じような時期に、併せて発注していくものと考えています。
次に、敷地の中ですけれども、買えていない土地がありますので、土地は後で買うにしても、施工同意を取っていければ何とか工事は進められると思っています。順番的には外郭道路を造って搬入路を確保して、敷地内は1メートル近く盛りますので、公共残土等を入れてなるべくお金をかけない方法で計画していきます。そういったものを入れると、建築はやはり令和3年に入ってしまう予定です。広い面積ですので、全体工程はまだつかみ切れていない状態ですから、いつ完成するかというスケジュールについては、遅れてしまっているのが現実とさせていただきます。
【近藤(好)委員】今ご説明いただいたのですけれども、全体の経済状況からしても、新型コロナウイルスの問題で経済的にも非常に厳しい状況があると思うのですが、この点での見直しなどは、今のところどうお考えになっているのかと思うのですけれども。
(
道路建設課長)新型コロナウイルス関係のほうに大分市費が移行するだろうということで、財政当局からも事業の見直し、もちろん市の単独費に対してですが、見直しがかけられるものはかけてくれという要請を現に受けています。ですから、これから我々のスケジュール感と見合わせて、土地の取得という問題、それと新型コロナウイルスの関係もありますから、いま一度どの年度にどの事業をしていくかを精査していかなければならないと思っています。
【近藤(好)委員】政策的なこともありますので、副市長さんにお伺いしたいのですが、今本当に新型コロナウイルスの問題で経済的にも非常に厳しい。今ある程度の見直しもやむを得ない可能性があるというお話があったのですが、例えば規模の縮小とか、そういうことも含めてある程度の見直しをする必要があるのではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。
(戸塚副市長)近藤委員のお話のとおり、いろんな課題も出てきましたので、市長を交えて早急にサマーレビューをしっかりやっていこうと思っておりますので、よろしくお願いします。
【近藤(好)委員】ぜひ規模の縮小も含めて見直しをしていただくようお願いしたいと思います。
16 (6)
新型コロナウイルス感染症対策への取組について
【近藤(好)委員】
新型コロナウイルス感染症対策の取組についてお伺いしたいのですが、例えばあいのやまの湯や粕川温泉元気ランドは6月1日から再開すると報告されていますけれども、老人福祉センターなどはまだ再開しないということで、どのような感染症対策などを検討して再開されるのかお伺いいたします。
(
公園管理事務所長)市有温泉3施設につきましては、群馬県策定の社会経済活動再開に向けたガイドラインに基づき、現在警戒度3ですので、6月1日より再開することといたしました。老人福祉センターにつきましては、
公園管理事務所所管ではございませんので、同じく群馬県策定のガイドラインに基づき、警戒度に合わせて再開を検討しているものと思います。
【近藤(好)委員】市民の皆さんが期待しているので、再開は非常によかったと改めて思っております。一方で、るなぱあくはまだ中止、再開のめどが立っていないですけれども、この検討についてはどのようになっているのでしょうか。
(
公園管理事務所長)るなぱあくにつきましては、警戒度2の段階で再開について検討することとなっています。カテゴリーでいくと遊園地となりますので、警戒度2になった段階で再開の検討をすることとしております。
【近藤(好)委員】そうすると、見通しとしてはどのようになるか、お答えいただけましたらお願いしたいと思います。
(
公園管理事務所長)群馬県の警戒度が2になった段階で再開に向けて準備するのですけれども、準備期間はおおむね1週間から2週間かかると考えております。
【近藤(好)委員】同じく
新型コロナウイルス感染症対策の取組についてですけれども、水道について、前回、4月、5月は給水の停止措置はしないという報告がありましたが、その後の検討とご相談内容等がありましたらお伺いいたします。
(
経営企画課長)まず、停水の対応でございます。現状、水道は市民生活において重要なインフラであり、また感染防止のための手洗いに必要ということから、当分の間として、5月末を目途に停水の執行を見合わせております。一方、群馬県を含め全国39県において緊急事態宣言が解除され、また本日にも全面解除という状況もございます。本県においても、休業要請の段階的な解除や学校の再開の準備等も進められております。こうした状況を踏まえ、公平な水道料金の負担を図るためにも、使用者の個別の事情に十分に配慮しながら、また補助金や融資制度、こういった支援策の案内などを行いながら丁寧な対応を行い、停水措置については今後の社会情勢も見極める必要がありますが、6月中に再開する方向で考えております。ただ、4月の委員会で報告させていただきましたが、電話等で相談をいただいて既に徴収猶予に応じている方については、当然停水の対象から除外するということで考えています。
また、徴収猶予の現状ですが、先週末時点で129件のご相談があり、徴収猶予を決定しております。金額的には、129件で197万円程度でございます。相談の内容としましては、新型コロナウイルスの影響で売上げや収入が減り、支払いが困難であるといった内容で、約4割の方は支払い期限を設定した上で猶予を申し出ている状況でございます。ですので、例えば本市でも先週末郵送になった定額給付金が入ったら納めるので、それまで待ってほしいとか、そういった期限を切った方が約6割といった状況でございます。
【近藤(好)委員】今後も新型コロナウイルス感染症は拡大していく可能性が大いにありますので、給水停止はしないという決断をする必要があるのではないか、新型コロナウイルスの終息が明らかであるまではそういう検討が必要であると思うのです。他の自治体では、むしろ水道料金を2か月、3か月徴収しない、無料にするという決断などもしていますので、ぜひそういうふうに取り扱っていただきたいと思うのですが、いかがですか。
(
経営企画課長)新型コロナウイルスで経済的な影響を受けている方に対しましては、機械的、一律の停水は全く考えていませんので、よく個別の事情をお聞きしながら、例えばさらなる徴収猶予、または分納のお約束をする、そういったところも含めて丁寧に対応していきたいと考えています。
【近藤(好)委員】ぜひ停止しないという決断をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
【富田委員】
新型コロナウイルス感染症対策の取組の中で、占用料の取扱いについてですけれども、実際に納入期限延長申請は何件かあったのでしょうか。
(
道路管理課長)今のところ納入延期の相談という問合せはございますが、申請はまだございません。
【富田委員】また、中段の
外出自粛要請等の理由がやんだ日というのは、具体的に何日になりますでしょうか。
(
道路管理課長)この日にちというのが、各自治体によって考え方が違います。群馬県につきましても宣言は解除されましたが、まだ自粛要請がございます。ですから、おおむね住んでいる地区の方のご説明を聞かせていただいて、やんだという判断ができた段階をやんだ日と定めております。
【富田委員】本市においては、まだ外出自粛要請中と認識しているということですね。
(
道路管理課長)はい。
17 (9)水道事業における濁水事故に係る損害賠償の額を決定することについて
【近藤(好)委員】資料9、濁水事故の損害賠償についてお伺いしたいのですが、地図を見ると北側ということで、一般的に水は下に流れるので、この北側のところまで濁水が流れるというのはどうも理解できないのですけれども、この理由についてお伺いします。
(
水道整備課長)ちょうどこの位置図に入っている辺りは、もう少し北側の泉沢町にあります泉沢配水場という施設から供給されているエリアになります。水の流れは、当然北側から南側にほぼ一方通行で供給していますが、今回我々が濁りを想定できなかった原因の一つに、水の流れの方向が変わらなかったというところがございます。北から南に流れている水の流れが急に逆になるとか、そういったことはなく、多少水の流れが速くなる程度だったので、ここまで濁らないであろうと判断したわけです。あとは工業団地に向かっていく配水管のルートになりますので、当然我々も水の使用量がたくさんある工場が入ってきても対応できるような能力の大きい、口径の大きい管を使用して整備しております。ご存じのとおり、どこの工業団地も水を大量に使う事業者よりは、倉庫、物流系ですとか、トイレと通常の洗面といった使い方の事業者が多いものですから、まだ余力はたっぷり残っています。そんな状況で、やはり今回の濁りは多少水も滞留していたのかと分析しております。滞留していたこともあって、我々がふだんやっている作業程度の水の配水量でも、管の内面に鉄分等の付着があり、それが少々の流れで剥がれ落ちて、北から濁ってきてしまったと分析しているところです。
【近藤(好)委員】本市においては、過去にこういう濁水事故はなかったようですので、そういう意味ではこういうことが起こるのかという点で、今後の教訓にすべき内容ではないかと思うのです。
ところで、食品会社であれば一般的には受水槽を設置しているというのが前提としてあると思うのですけれども、受水槽を設置していない食品会社というのも特に問題はないのですか。
(
水道整備課長)いろいろなケースがありまして、当初の申請のときには、受水槽はどうですかと、こういう形で断水となれば受水槽が必要ですという指導はもちろんしているのですけれども、一方でやはり直接給水のほうがおいしい、新鮮な水が供給できるという面もあります。あとは事業者が我々の知らないうちにどんどん替わっていくという実情もございます。そういったところから、完全に把握し切れていないところがあるのは事実ですけれども、いろいろな使用形態があるという状況です。
【近藤(好)委員】こういうことを教訓に、食品会社であれば受水槽を設置していただくということ、あるいは災害後に濁水という可能性もあると思うので、本市が要請するというのもそうですが、未然に防ぐという点でも、例えば一定の補助事業みたいな形でこういう安全対策をする必要があるのではないかと思いますけれども、この点のご検討はいかがでしょうか。
(
水道整備課長)もちろん今後いろいろな対策を考えていく必要がありますけれども、まずは今回我々の想定よりも滞留していたということで、ご迷惑をおかけしてしまったところがありますので、これまでもやってはきたのですが、まずはこういったことが起きないように夜間にやったり、そういった形で事故を起こさない対応を心がけていきたいと思っています。また、いろんなケース・バイ・ケースの事例があると思いますので、そういったことも含めて、その都度何か対応できるか検討していきたいと思います。
【近藤(好)委員】当然事故を起こさないという十分な対策をすると同時に、ぜひ今後の検討課題にしていただきたいと思います。
【富田委員】水道の水の濁りの件ですが、当該箇所からトオカツフーズまで数百メートルある中で、間にもいろんな大きい企業、またそれなりに水を使う企業もあるのですけれども、同様の相談や苦情はなかったのか教えていただきたいと思います。
(
水道整備課長)ご指摘のようにトオカツフーズと今回の作業箇所の間は随分離れていまして、その間は全部工業団地ですけれども、実際に我々に一般通報で水が濁っていると連絡をいただいた事業者は、ガソリンスタンド、運送会社、神沢川の右側にある県立しろがね学園。この3つからは苦情というか、水が濁っているという連絡をいただきました。そういったことから広範囲で濁っていたという形ですが、ただ製造している商品とか、そういったものに直接害を及ぼすということではないので、我々作業員がすぐに行きまして、状況を説明させていただき、付近で排水作業、洗浄作業を行い、きれいになるまで係員が対応して、確認、了解していただいたということで、特に損害賠償等は発生しておりません。
【富田委員】水道工事や給水工事、特に給水管をいじるときには、民間でも周辺の住宅等に、給水工事をやります、濁り水が出た場合はご一報下さいということがあると思うのですけれども、今回の工事に当たってもある程度のところにはそういった連絡をされていたのでしょうか。
(
水道整備課長)今回バルブを回す操作をすることによるさびの濁りという意味合いをしっかり考えていなかった部分がありまして、本当にごく限られた部分的な洗管作業を想定しておりましたので、通常の断水作業のように関係するお客様に事前に配付物等でお知らせしたりということはやっておりませんでした。
【富田委員】要望になりますけれども、給水等の施設には今後とも十分注意していただいて、何かをいじる場合には、事前に周辺にお知らせ等をしておいていただければと思いますので、よろしくお願いします。